インコプフ

自己承認欲求と作文欲求の結晶

美しい国ウクライナ 首都キエフの現状 〜前書き編〜

世界ではほとんど毎日、
国の関係で人の命が奪われるような出来事が起こっている。

自分の子どもの頃にもニュースでいろいろ流れていたのを覚えている。
高校生になると、それを政治経済という授業で暗記した。

でもそんな、世界をまるで窓の外を流れる景色のように、
他人事のように眺めることに、すこし違和感を覚えてきた。

自分の目で、その教科書に載るような出来事を
直接みてみたい直接はなしを聞いてみたいという
欲求が出てきた。

そういう好奇心のようなものが、
今回ウクライナキエフまで自分を連れてきた。




ここでの目的は、
同世代のロシア人、ウクライナ人にクリミア問題やデモについて
正直なところのはなしを聞くこと。

キエフのデモの現場をみにいくこと。


このふたつ。







グノシーを使ってコラムの記事を漁っても、
CNNを一日中みていても、
手に入れることができるのは「西側」の情報のみ。

いくらロシアの国内プロパガンダが激しいとは言えども
情報が偏っているという意味では、
自分たちも大差ないと思った。

これが直接そんなはなしを聞いてみたくなった理由だった。





舞台はすでに、クリミアからウクライナ東部へ
また飛び火して台湾へとうつっている。
キエフはデモ集会こそ毎晩のように独立広場で行われているが、
いまはだいたいの日常は取り戻せている。(バリケードや野営、慰霊写真はそのまま)

危険はないと言っていいと思う。





キエフの3泊はあっという間に過ぎて、
明日からはハンガリーの首都ブダペストへ移動する。

旅としても
調査としてみても
たくさん書きたいことがあったから
分けて書くことにした。






振り返ってみて、
自分が政治経済という科目が好きで、
それなりの年齢になって現地に赴くようになった
その好奇心の正体は、

こういう世界中の出来事は、どんな風に日本国の変化に関わってくるのだろう
という興味じゃないかなって思った。



いじょう