『昭和史 1926-1945』
きっかけはこれ
この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記
なんとはなしに読んでいたちきりんのブログで見付けた
半藤一利氏の『昭和史』 が、過去を振り返るために不可欠の教科書だとすれば、
という一言。
感想を書いてある記事も見付けたので読んでみると、
これこれ、と。
こういう本が読みたかったと感動感謝。
中高と、社会科は好きだった。
でも、どうも薄っぺらで上辺をすーといく感じで、
なんでそうなるの?で、どうなったの?が知りたいのに不満はたまっていく一方。
あげく、平安とか鎌倉とかはやたら詳しくやるのに
肝心な明治後期から昭和、戦争、戦後、昭和後期の近現代史はほとんどやらない。
なんでいまの社会はこうなっているの?
と疑問におもうのはきっとおれだけじゃないし、
それに応えられるのは歴史、それも特に近現代史を教えることだけなのに
それをしない。その方法も教えない。
そんな鬱憤を晴らすのがこの一冊だった。
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『「原因」と「結果」の法則』
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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本書の主張する哲学は非常にシンプルで
いまある周りの環境はすべて、じぶんのおもい(感情とか考え方とか、たぶん)の結晶である。
ちゃんとしたいいひとの周りはいいことばかり起こるし
やなこと考えるひととか欲望に負けるようなひとの周りはクソみたい、ということ。
とても理解しやすくて明瞭な主張だとおもう。
しかも、
この真実を立証することは、誰にでもできます。これは、じぶんの心と環境の動きを謙虚に根気強く観察し、分析することによって、誰もが容易に認識できることなのです。じぶんがめぐらす思いの内容を急激に変化させたとき、まずほとんどのひとが、人生内の物理的な状況の急激な変化を体験して驚くことになります。
とあるように、実は誰でもがわかってること。
いい心持ちでいたら世界が変わるよ!
なんて言われなくてもなんとなくわかってる。
でも、無視する。
振り返ればおれはずっと、
運気は景気曲線のように波打っていい悪いを運んできて、
状況が良くないときは単にその「良くないとき」にあたっているからだと、
考えていた。
それに、環境さえ変えれば行動も変わるし、人生も変わる。いまの環境が悪いんだ。
とも考えていた。
なんと受け身な考え方だろう。
この本を読んでいく中で、恥ずかしくなった。
たしかに、環境が変わればじぶんも変わることはある。
でもそれはきっと、環境が変わったことで、運良くじぶんの心も変えることができたのだろう。
言わずもがなじぶんも含めて、どうも「おもい」の力は軽んじられているように感じる。
それはじぶんの「気持ち」「考え方」「心の持ちよう」「おもい」次第なのでは???
と感じることが多々ある。じぶんに対しても他人に対しても社会に対しても。
すべての原因はじぶんの中にある!
東日本大震災から5年が経ったきょう、
この考え方を全面的に支持することは難しいけど、
きっとほとんど正しいし、これからの生き方にきっと必要となる。
文字数も厚さもない本なので推奨。
東日本
『観光立国革命』
観光立国革命~インバウンド3.0の衝撃! 持続可能なニッポン創生のための処方箋~
- 作者: 中村好明
- 出版社/メーカー: カナリアコミュニケーションズ
- 発売日: 2015/10/30
- メディア: 単行本
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特に感想ぽいものもなかったので
これまたメモに終始
・2013年に日本を音連れた外国人1036万人のうち、レジャー目的の観光客は約600万人に過ぎず、残り250万人はビジネストラベル、約180万人は「VFR」
・VFRとは"Visit Friends and Relatives"
・旅行中支出は、レジャー目的が一人当たり139,055円に比べ、VFRは163,366円と経済波及効果が大きい
・ "kin-seeing"(kinは血縁者と同じくらい親しいひと)の需要喚起が必要
・インバウンドに必要なのは、「地域の伝統や自然を破壊せずに、むしろ地域のきずなを強化すること」であり、群馬県みなかみ町で導入されたラフティングやキャニオニングによる集客はその良い例
・政府発信の「観光立国実現に向けたアクションプログラム2015」では、「観光の基幹産業化」が初めて明示され、「旅行消費額4兆円」という具体的な『稼ぎ』が明文化された
・新宿では、ビックカメラ、伊勢丹、高島屋、マツキヨなどが協同してインバウンドキャンペーンを行っている
・観光者目線に立てば、店の競争などどうでもよく、協力してわかりやすくした方がいいに決まっている
・デフレ経済の影響で、モノ・コトに関する価格感覚がグローバル基準から外れている
・インバウンドはモノを持ち出す点で、『輸出産業』だ
・今後は地域間ではなく、広域間連携だ