『「原因」と「結果」の法則』
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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本書の主張する哲学は非常にシンプルで
いまある周りの環境はすべて、じぶんのおもい(感情とか考え方とか、たぶん)の結晶である。
ちゃんとしたいいひとの周りはいいことばかり起こるし
やなこと考えるひととか欲望に負けるようなひとの周りはクソみたい、ということ。
とても理解しやすくて明瞭な主張だとおもう。
しかも、
この真実を立証することは、誰にでもできます。これは、じぶんの心と環境の動きを謙虚に根気強く観察し、分析することによって、誰もが容易に認識できることなのです。じぶんがめぐらす思いの内容を急激に変化させたとき、まずほとんどのひとが、人生内の物理的な状況の急激な変化を体験して驚くことになります。
とあるように、実は誰でもがわかってること。
いい心持ちでいたら世界が変わるよ!
なんて言われなくてもなんとなくわかってる。
でも、無視する。
振り返ればおれはずっと、
運気は景気曲線のように波打っていい悪いを運んできて、
状況が良くないときは単にその「良くないとき」にあたっているからだと、
考えていた。
それに、環境さえ変えれば行動も変わるし、人生も変わる。いまの環境が悪いんだ。
とも考えていた。
なんと受け身な考え方だろう。
この本を読んでいく中で、恥ずかしくなった。
たしかに、環境が変わればじぶんも変わることはある。
でもそれはきっと、環境が変わったことで、運良くじぶんの心も変えることができたのだろう。
言わずもがなじぶんも含めて、どうも「おもい」の力は軽んじられているように感じる。
それはじぶんの「気持ち」「考え方」「心の持ちよう」「おもい」次第なのでは???
と感じることが多々ある。じぶんに対しても他人に対しても社会に対しても。
すべての原因はじぶんの中にある!
東日本大震災から5年が経ったきょう、
この考え方を全面的に支持することは難しいけど、
きっとほとんど正しいし、これからの生き方にきっと必要となる。
文字数も厚さもない本なので推奨。
東日本