『街を変える小さな店』を読んでよかったとおもう理由
先輩が読んでいておもしろそうだったから買った本。
街を変える小さな店?京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。
- 作者: 堀部篤史
- 出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン
- 発売日: 2013/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (18件) を見る
この本を通じて、いままで自分がゼミナールでの研究をしていくにあたって感じていた違和感のようなものの正体がわかったような気がした。
おもえば自分は、とても合理主義的な考え方をする人間だった。
いま大学でやっている勉強も、この本に書かれていることも、画一化や大量生産による効率化という主流では掴みきれない部分に価値を見出そうとしている作業である。
本来の自分とは正反対のものを大切にするその考え方にうまく馴染めていなかったことが、違和感を生んでいたのかもしれない。
小さな街を支える小さな店とそこに住む人々、その生活の魅力。
一冊を通して語られるその見方から、ようやく自分もそれらの良さというものを理解できたようにおもう。
いままでやってきたことが繋がる先がみえたこと、ココロのそこではおもっていたようなやりたいことがチラッと顔を出してくれこと、この本はけっこう多くのものを与えてくれた。