週刊 持論 -リクルートスーツ問題について-
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リクルートスーツ問題について
リクルートスーツは、「黒系」を選べ! | 就活生のためのホントの情報 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
先日、Facebookで流れてきたこの記事を読みました。
そのときに自分は、あーそうかーとおもいました。
その数日後には、おなじくFacebookで以下のような投稿が目立つようになりました。
これらをみて感じた違和感。それについて考えてみたので書いておきます。
まずは、一番上の記事について、ここに書いてあったことは、きっと事実なんだとおもう。
色は黒、濃紺、濃いグレーの中から選べば問題ありません。
黒の無地のスーツで行けば、服装に関してリスクはありません。
まあたしかに、わざわざこういうことを言うのはくだらない。という批判はできそうできそうな文章です。
でも、同時に、ここに書いてあることは自分たち就活生にとっては有益な情報でもあります。なぜなら、答えがないことほど難しいものはなく、こうしろ、と言ってくれた方が気持ちが楽になるからです。
次に、茂木さんを筆頭とする、強い口調でこれに対する反論を書いた人々の意見に関してですが、さっきも書いた通り、これに対して くだらない ということはできます。
しかし、この くだらない は、「いまさらまたこんなこと言って、くだらない」という意味で、ということで、くだらなくはあるけれども、 ばかなんだよ は言い過ぎだなーとおもうわけです。事実を言っているだけなんだから。
違和感を感じたことの正体は、「ばかって言うやつがばかなんだよ」っていうことかなーと結論付けました。
わざわざこんなくだらない記事に大声で反論してばかみたいということですね。
たぶん、茂木さんにしても、ほかの大声で反対している人も、いいね!しているひともシェアしているひともみんな、自分の主義主張をしたいだけなんですよね。
リクルートスーツ問題をダシにして。
別にそれ自体はふつうのことなんですけど、要は中身の問題で、あんまりにも影響力のあるひとがリクルートスーツについて意見を言っちゃうと、就活生にとってはノイズでしかないかな、とおもうわけです。
彼らは、決して、ぼくらのために声を張り上げてくれているわけでなく、そういうていをとって自分の主張の助けにしているということは忘れない方がいいと考えております。
まあやっぱり最終的に大事なのは、こういういろんなひとたちの意見をみて自分で決めることなんでしょうね。
黒のリクルートスーツの集団が、企業とか、空気とか、なにかに支配されているのは確かなことだけど、自由な服装になったところで、そこにはなにかしらの権力やら思惑やらが働いていて、結局なにかに支配されるという形になるんだろうな、とおもうし、それは採用してもらう側の自分たちにとってみたら仕方のないことなんだとおもいます。
以上。
これを書くのにあたって、ちょっとはましなこと書いている記事はないのかとおもって調べてみたら、意見が近そうなものを見つけました。
こんなに深くは考えていなかったけれど。
ちなみに自分が一番くだらないなーとおもうのは、リクルートスーツの批判を、没個性って言っちゃうところかな。