インコプフ

自己承認欲求と作文欲求の結晶

印象でブラジルワールドカップを振り返る 3

 

 

第三弾。たぶん最終章。

 

その他

きょうは軽めーに。そのほかおもったことを綴っていきます。

 

イングランドグループリーグ敗退!?

開幕直後のビッグゲーム、イタリア対イングランドはドイツの留学中にイタリア人と見ていました。

結果はイタリアの勝ちだからよかったのですが、自分の印象ではイングランドの方が勝ってもおかしくない、迫力のあるサッカーをしていたように見えました。

 

特に、スタリッジウェルベックスターリングなどの中盤前目から前線にかけての攻撃陣のシュートにはびっくりしました。

 

そこにルーニーの柔軟な崩しが加われば、必ずやグループリーグの突破はできると確信していたためにちょっと残念でした。

 

逆に、イタリアはなぜか不調バロテッリ頼みでチーム作りをし(この点は日本と同じか)、ピルロしか目立っていなかったのでダメになるのは目に見えていたかなと感じました。

 

イングランド、残念。

 

 

 

 

王者スペインはどこいった(泣)

実は自分は、2008ユーロ大会を見てからというものの、スペインサッカーの虜になっていました。スペインのポゼッションファンの一人だったわけです。

 

2010年南アワールドカップも、2012年のユーロ大会も、スペインの試合しか観ないってくらいにのめり込んでいました。

 

そしてもちろん今回もその調子で応援するつもりだったのですが・・・

 

 

正直な話、オランダ戦(すらも途中放棄)以降はまったく試合を観ていないのでなにがどう悪かったのかは語る術がないのですが、一体なぜ勝てなかったのでしょうか。

 

ただ相手が引いて守るというだけであったら、いままでも十分にやられてきたし、むしろその引いた相手すら食いつかせて翻弄する姿にココロ動かされていた部分もあったのに。

 

ビセンテデルボスケの準備不足、世代交代の遅さ、2年前までは輝いていたフォワード陣の不調が主な原因だとはおもうのですが、どうかスペインにはポゼッションを捨てないでいただきたいと願っています。

 

 

 

 

アジア、やばくない?

グループリーグにおいて、アジア勢、未勝利。

今回の出場国は4枠で、オーストラリア、イラン、韓国、そして日本。

 

オーストラリアとイランの試合は観ていなかったのですが、韓国は仲の良い友達がいたこともあってドイツですべての試合を観戦。

日本ももちろん全て観ました。

 

まあ日本はもういいとしても、韓国のサッカーは笑っちゃうくらいひどいものでした。

 

名前は忘れてしまったのですが、韓国にはふたりくらい、前線に優秀な選手がいます。パターンとしてはその選手の個人技に完全に頼るといった感じでした。

しかしそのレベルも、本田などに比べても、いいじゃんという感じなのでそこまで世界相手には使えるわけではありませんでした。

 

最も問題であったのは、得点の形が全く確立されていなかったこととディフェンスラインの脆さでしょう。得点できた試合はいずれも、同等のレベルであったロシアか、イケイケバンバンなアルジェリアに対してのみでした。最終戦のベルギーなどは散々もてあそばれた挙句、『さあ、やるか』的なカウンター一発で沈んでしまいました。

 

 

得点の仕方が確立していた分、日本の方がよかったかなとおもうけど、今回のワールドカップの反省くらいは両国なかよくやってもいいのかなとおもいました。

 

 

アジア、レベルあげないとやばいーーー

 

 

 

 

ひとりじゃダメ、いやひとりでいいがダメ

唯一無二のワールドクラスのストライカーがいるチームが残ったのは見たとおりでした。

ネイマール、ロッペン、メッシー、ミュラー

 

しかし最後に残ったのはドイツでした。

その特徴としては、ひとりじゃあその能力を発揮できにくいことではないでしょうか。

 

ひとりでいいタイプでは閉ざされた守備をあけるのには不十分だったのかもしれません。

 

その点、アルゼンチンにディ・マリアが加わっていたらメッシーがひとりでいいタイプからの進化を遂げて決勝戦はますますわからなくなっていたでしょう。

 

ミュラーを援護するクロースやエジルゲッツェの働きは賞賛ものです。

 

個人的な印象では、ベンゼマバロテッリひとりでいいタイプにすらなれていませんでした。フランスやイタリアが勝ち上がれなかったのはここにも原因があるような気がします。

 

 

 

 

理にかなった大会

最後に、

『強いものは勝ち、弱いものは負ける。』

 

そんな自明の理にかなった大会であったという印象でした。

 

強いものというのは力だけではなく全体としての総合力。

そのときどきに変える必要のある戦術の部分、頭の部分の力量が試されていたと感じました。

 

準決勝、ブラジル対ドイツの試合では、個人技や2人のコンビネーションに任せて第三、第四の動きをサボるチームを、スコラーリ監督は変えることができませんでした。

 

 

そのような監督を始めとするスタッフ陣の指揮のところで強さが決まっていたような気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

締めくくりとして、とてもおもしろくて勉強になった大会だったなと思います。

あんな舞台で戦うのって、どんな気持ちなのだろう。

 

 

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

ではー