インコプフ

自己承認欲求と作文欲求の結晶

『パラドックス13』

*軽いネタバレ含みます。

 

 

2014.08.11 読了

 

 

 

パラドックス13 (講談社文庫)

パラドックス13 (講談社文庫)

 

 評価としては ★★★☆☆☆

星がふたつと半分くらい。

 

 

 

 

東野圭吾さんは中二、三から高一にかけてどっぷりとはまった作者さんでいまではとても人気者。そんな彼の新作を読むことになったのは弟がこの本を買っていたから。

 

 

 

内容としては(ネタバレになってしまうけど)、またしてもパラレルワールド系。このひとはほんとにパラレルワールドが好きだなとおもう。

 

 

とても良いと感じた点が、臨場感あふれる地獄絵図的情景の描写の仕方。伏線を小出しにしてつぎにつぎにを気にさせる手法(いつものことだけれど)。それに登場人物たちのはく、論理的で直接的なメッセージ性の強い言葉たち。

グッときました。

 

 

ここはな、とおもったのは二点のみで、終わり方と展開のくどさ。

 

終わり方に関しては完全に個人の好みで、すこしありきたりな方法に落ち着いたかなという印象だったし、あれなら最後に必ずしも誠哉を殺す必要はなかったのではないかというのと(モロネタバレ)、河瀬も同様に殺す必要がわからなかった(モロネタバレ)のが後味が悪い部分でした。

 

展開のくどさということで言えば、もうやばい状況はわかったからということでした。

 

 

 

結果的には先が気になって10時ころから夜中の2時過ぎまでノンストップで読み続けてしまったじぶんでした。

 

 

 

 

では、