結局のところ
歴史は繰り返すというけれど、歴史 なんて大きな単位でみなくったって、日々、自分の身の回りでおんなじような過ちは繰り返されている。
結局のところ、それは、ひとは自分がされたことをひとにもするということの繰り返しだからなのだとおもう。それも無意識のうちに。
力を得る。権力を掴む。ということはどこか遠くのくらいにいるひとの話のような気がするけど、これもごく身近に存在する類の話。
ただただ誰かに物事を教える。それだけでもそのひとはその教えられるひとに対して、力を得たことになる。だって、その教え方から内容までの決定権はそのひとに委ねられるわけだから。
そんな力を持ったときは(その瞬間は日常に潜んでいるわけだが)、その力はもらっているものだということを強烈に意識しておかなければならない。
その意識がないとき、例えば自分がされたことを繰り返し行う、などの形で、過ちが繰り返されることになる。
権力の暴走とは、その権力を与えてもらっていることを忘れ、授かっているものの立場で与えているものを退けようとする支離滅裂な横暴のことである。
そして、その権力とは、ごく身近に存在している。
結局のところ、自分だってそんな簡単なこともつい忘れてしまうような、偽善でエゴイズムの強いろくでなしということになるのだとおもう。
では、