『新島学園白熱教室』の第二回目の開催にあたって
こんにちは。
去年の9月に『新島学園白熱教室』(*以下『白熱教室』)のスピーカーとして登壇させていただき、今年の9月にも再び企画させていただいたものです。
今回のこの記事は、「白熱教室ってなんなわけ?」といったような質問に答えると同時に、「あー白熱教室に行けばよかったなー」というひとをできるだけ減らすという目的で書かせていただきます。
普段のダラダラとした文章と違い、できるだけ手短にパパッと書いていくつもりなので、最後まで覗いていただけたらとおもいます。
『白熱教室』を始めたわけ
「白熱教室とはなにか。」という質問に答えるためには、この始めた理由を理解してもらうことが得策かなとおもいます。
二年前の三月、じぶんたちはなにか光輝くもの、いままでとは違うなにか、を夢見ながら大学に入りました。
しかし、そこに待っていたのは、人生の夏休みと揶揄される怠惰な生活とそれに徐々に順応していく人々の姿でした。
そして高校時代の友達と話をするとその状況はたくさんの四年制大学に共通していることがわかりました。
そこで、その失望のために大学一年生の半年以上を空虚な気持ちで過ごしてしまったことの反省として、おんなじような苦しい目にできるだけ合うことがないように、じぶんたちにできることはなんだろうと考えた結果が、この『白熱教室』となりました。
いま振り返ると、高校生のときには、大学と言ったらただただ模試に名前を書く程度の存在であり、漠然と行くことは決まっているけれどまったくなにをするところなのかわかっていない。といった状況だったとおもいます。
オープンキャンパスに行けと言われても、どこに行けばいいのか、なにが違うのかわからない。模擬授業を受けても、普段はどんな生活をしているのかわからない。究極を言ってしまえば、なにが楽しくてなにを学べて、なんのために行くのかわからない。
少なくともじぶんは、これらの問いに対する答えを見つけることができていませんでした。
大学生活のリアルを伝える。
だからこそ、じぶんたちにできるのはこれだけですが、これをすることで大学選びやその後の生活を考える材料をひとつでも多く与えることができたらいいな、というのが『白熱教室』企画者の願いであるわけです。
さらには、大学生活を描くことによって、いま、現時点での学校の勉強をはじめとする各々の活動により一層の力をいれていただけたら、そして、悔いのない学生生活を送ってほしい、という想いが込められています。
『白熱教室』に来てほしいひと
ここまで書いてきたことの内容からもわかる通り、もちろん、じぶんたちとおんなじように感じない人もたくさんいます。
千差万別であり、『みんな違ってみんなイイ』です。
初めからなにも期待していないひともいるでしょうし、とても楽しいと感じるひともいるでしょう。
ですので、なにも、すべての生徒のみなさんに来てほしいと考えているわけでも、すべてのオトナのひとたちにこの趣旨を理解していただこうと考えているわけでもありません。
「大学のことを少しでも多く知りたい。」 「そこではなにができるのかを知りたい。」 「あれを本気でやりたいけどどうなんだろう。」 「なにをしたらいいのかわからない。」
こんなふうに考えたことがあるひとには、きっと良い話をお聞かせすることができると、確信しています。
ですので、ぜひ来ていただきたいな、とおもっています。
さいごに
さいごに、そんな、半年をからっぽで過ごしてしまった自分自身はどうやって本気でやりたいことを見つけ、大学生活を本気で楽しむイマに繋げたのか、そのキッカケをどのように得たのかをちゃんと書いてから終わりにします。
自分は一年生の夏休みに、高校生の頃からの目標だった留学を、短期という形ではありましたが達成することができました。それまでに大学に対して失望していたので、行きの飛行機の中で、このアメリカ留学でなにも考えが変わらないようなら、大学を辞めようと考えていました。
しかし、帰国日の2日前、広い大学の図書館の中で当時同志社大学の二年生であった先輩と出会うことができました。彼は、自分たちとは違って私費留学で一年間滞在する予定であり、留学に来たタイミングはほぼ同時なのに、一年間という期間の重さからか、覚悟の違いからか、現地の友達もできていて溶け込もうとがんばっていました。
初対面ではありましたが、気が付いたら赤裸々にその時に感じていた大学への不満について、また自分自身の不甲斐なさについて話をしていました。
それに対して彼は、インドで医学を学んで医療の道に進みたいこと、そのために語学と生物を学びに留学に来ていること、同志社大学では商学を学んでそれも活かそうとしていることなど自分のことを語ってくれました。
その時に感じたのが、頭のなかのモヤモヤがスーっと去っていって、ひとつひとつのモノの形がハッキリとわかるようになる感覚でした。
そのひとつひとつのモノというのは、自分のやりたいことであったことを知った時には、もう帰りの飛行機の中でした。次の年の2月にタイで初めての一人旅をすることを決意したのも、長期留学に行くことを決心したのも、この時でした。
いま思えば、自分に足りていなかったのは実に簡単なことだったのです。
先をみることと、能動的になる、考えること。
(一般受験の学生にはありがちなのですが、)初めは、どうしても大学生活が目的になってしまい、それ自体に完全さを求めてしまいます。
または、大学に入ればなにか起こるだろう、とか大学に入ればなにかやりたいことが見つかるだろう、と受身の姿勢になってしまいがちです。
しかしそれでは、不満や苛立ちの矛先も、その大学生活自体にいってしまうのだと思います。
あの時の自分に必要だったのは、先を見ること、その先のためにいまできることを精一杯やること、そのための手段として大学を捉えることだったのだと、今では思います。
大学生はたくさんの時間があり、行動の自由があり、また思考はまだまだ柔軟です。
そして手段としてみれば、できることはたくさんあります。
参考としての自分の体験を含め、以上が『白熱教室』を通して伝えたいことと伝えたいひとです。
ありがとうございました。
ほんとうにさいごに
結局、ダラダラと長い文章になってしまいました。
ここまで見てくれているひとがいるかは不安なところですが、さいごにちゃんと宣伝をしとかないと、「で、そんで結局いつどこでやるわけ。」ということになってしまうのできちんと書いておきます。
新島学園白熱教室 2014
~正直、人生変わるかもよ?~
開講日 2014年9月13日 放課後
第一部 登壇者3名によるプレゼンテーション 13時30分~15時15分
第二部 登壇者と企画者によるパネルディスカッション 15時30分~16時20分
対象 新島学園在校生、教職員、保護者の皆様
登壇者紹介
- 松田純輝 (立教大学 経営学部経営学科3年 61期)『デキる人ってどんな人?』
- 大嶋寿哉 (立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部2年 62期)『APU(立命館アジア太平洋大学)について』
- 清水葵 (群馬パース大学保健学部看護学科2年 62期)『現実だけを見ない!!』
では、当日に会いましょう!!!!
お待ちしております!!